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現在リンガルボックスでは、ブラジル向けにオンライン英会話を提供しているのですが、利用している方だとIT技術者の割合が多くを占めていたりします。(そのため、リンガルボックスで開発困ってたら手伝うよ。みたいなメッセージがしばしば届いたりします笑) 実は、日本語版でもプログラマの方が使っている割合は高めなのですが、ブラジルだと現状その割合が日本以上です。 プログラマだとやはり、最新の技術はたいてい英語のドキュメントを読めないと使えないし、例えばStackoverflowなどは最近日本語版が出たものの豊富な情報にあたるなら英語が読めないと話にならない部分があるので、多分その延長線上で英会話に対するモチベーションが高いのだと思います。 実際に生徒の人たちになんで英語やりたいのみたいなことを聞くこともあるのですが、話によるとブラジルでは英語が出来るか出来ないかで、給与が何倍も違ってくるそうです。 英語が出来ると外資系企業のマネージャー職など高いポジションに着ける可能性も高かったりするのですね。(そもそも英語が出来ないとそこまでいけない。) こうした実利的な理由でブラジル人IT技術者の英語に対する意欲は高くなっています。 友人で翻訳を専門にしている人がいるのですが大企業の翻訳に対するニーズがどんどん伸びていると話で、もしかすると日本も英語が出来ないとマネージャー職は出来ないみたいなことになるのかなということを思っています。 (今でもTOEIC700点とか600点での足切りみたいなものはあるかと思うのですが、その点数だとなかなかビジネスは難しいと思うので割と便宜的なものになっているのかな、と思っています。) ブラジルの一人あたりGDPは日本の1/3とかだったりするのですが、それでも英会話の市場が日本とほとんど変わらないくらいの大きさだったりするのはこうした実利的な理由があってなのかなと思った次第です。