オンライン英会話と英語学習ブートキャンプの比較

英語学習ブートキャンプとは

英語とダイエットは非常に似ている面があり、どちらも適切な方法で一定期間頑張ると一定の成果が出ます。 しかし、英語学習もダイエットもその継続することが大変です。忙しい社会人であれば尚更でしょう。また継続するのが大変なだけではなく、1人でダイエット用の食事メニューを決めたり、トレーニングメニューを決めるのも大変です。結果として、多くの人が継続できずに挫折してしまいます。

ライザップの場合は、専任のダイエットコーチがついて食事メニューやトレーニングメニューの管理を自分に代わって行ってくれます。また二人三脚の形を取ることで、なんか甘いものを食べたいなど誘惑があっても「それをするとコーチに悪いな」という気分になり、我慢がしやすいのです。結果として多くの人がダイエットを成功させます。

英語学習ブートキャンプは、このライザップのようなサービスの英語版といえます。実際のところライザップもライザップイングリッシュという名称でそのサービスを運営し始めています。ライザップ・イングリッシュの他にも、複数の学校が英語学習ブートキャンプを始めています。

このブートキャンプの目標とするところは学校によって違いますが3ヶ月といった短期間でTOEICの点数を200点上げるというような目標設定をすることが多いようです。

英語学習ブートキャンプのリスト

現在は、以下のような英語学習ブートキャンプがあります。

英語学習ブートキャンプの料金体系

学校によって異なるのですが、税抜きで月額10万円-15万円程度に加えて入会金が5万円ほどかかる場合が多いようです。例えばライザップイングリッシュの場合は入会金が5万円で月額が約15万円程度となっています。トライズの場合は月額が8.5万円で、初期費用が19.6万円となっています。トライズは1年間で1000時間学習することを目標としているため、月額費用は少し抑えている分、最初のコンサルティング費用が高めなようです。

英語学習ブートキャンプの注意点

英語もダイエットに非常に似ているのですが、違いは元々日本語と英語は非常に離れた言語であるため、きちんと話せるようになるには通常2000時間以上の学習が必要になる点です。中学、高校と英語に取り組んできた方であれば既に1000時間以上は学習を終えているのが普通なので、半分からそれ以上が終えているのですがそれでもある程度の時間を投資する必要があります。上述のトライズの場合はこのデータを基に1000時間の学習をすることを掲げているようです。その他のスクールだと3ヶ月で大きな成果を出すのが目標ですが、ダイエットとは違ってこの期間で英語がペラペラになるというのは期待しづらいかもしれません。どちらかというと、「既にTOEICでは高得点だがスピーキングが苦手なのでスピーキングを短期集中で鍛えたい」、「読み書きは出来るし、日常英会話も出来るのでビジネス英語を短期集中で鍛えたい」という風に使う方が満足のいく効果が出やすいのでは、と思います。まだ英語力が低いという方は3ヶ月でなくトライズのようにある程度長期スパンでコミットすることを前提にするのが良いかと思います。

オンライン英会話との比較

オンライン英会話の利点は料金の安さ

オンライン英会話にはネイティブ講師主体のものと、フィリピン人講師主体のものと大きく2つがありますが、いずれの場合でも英語学習ブートキャンプに比べてレッスン費用は非常に安くなります。例えばリンガルボックスの場合はフィリピン人講師主体で25分間のレッスン20回4900円で提供しています。50分あたりだと490円程度となります。ある程度自分で学習時間をコントロール出来るという方の場合、低料金で効果が出しやすいといえるでしょう。

オンライン英会話には学習継続を支援する仕組みはあまりない

オンライン英会話の場合ですが、学校側で継続を支援するような仕組みを用意していることはあまりありません。そのため、学習継続は自分の意志による部分が大きいです。そのため、英語学習ブートキャンプとは違い自分で学習目標とメニューを組み立てる必要があります。

オンライン英会話で学習継続するコツ

先生にコーチの代わりになってもらう

オンライン英会話の先生の中にはTESOLのような英語資格を持っている人や、大学院で教育学を学んだ人も少なくありません。こうした方であれば、学習プランニングの立て方についても専門的な知識を持っているので、自分で目標を立てつつ支援してもらうということも出来るでしょう。具体的には、週の学習時間が5-10時間程度の方であれば、月に1回か2回はレスンの変わりに目標設定や自分の学習進捗について話す時間にする。などの使い方ができます。

学習継続支援アプリを利用する

まだあまり広がってないのですが学習継続を支援するアプリがいくつかあります。

ステディプラスは特に大学受験を控えた高校生に人気のサービスですが、誰でも利用することができます。このサービスは自分と同じように英語学習をしている人と繋がることが出来ることと、自分の毎日の学習内容を記録していけることが特徴です。勉強の内容にFacebookのようにコメントや「いいね」がつくことが学習継続の励みになるという人が多いようです。それだけでなく、同じように勉強をしている人から学習方法についてアドバイスがもらえるのも特徴です。

三日坊主防止アプリというサブタイトルのつくこのアプリは、自分と同じように英語学習をしている人5人とグループを作ることができます。スタディプラスのように誰とでもつながれるサービスだといまいち「いいね」されてもやる気につながらないという方であればみんチェレを選ぶといいでしょう。小規模グループなので学習を進めれば同士的な関係が生まれて継続がしやすいはずです。

Stickkは海外のサービスで、行動契約サービスと呼ばれているものです。このサービスでは、自分の学習目標とペナルティを設定して、ペナルティを払いたくないという気持ちをモチベーションに学習継続を支援します。ペナルティを払うことになった場合には、ボランティア団体などに設定した金額が支払われることになります。みんチャレのように人と一緒にやるのが苦手という方にはこちらのサービスが向いているかもしれません。

どちらを選ぶのか

オンライン英会話と英語学習ブートキャンプとではそもそものコンセプトが違うため比較が難しいのですが、どうしても1人だと継続できない、短期間で大きな成果を出したい、という方で予算が合えば英語学習ブートキャンプを選ぶのよいでしょう。逆に短期集中ではなく週5−10時間程度の学習を継続して目標を達成したい、低予算で成果を出したいという場合にはオンライン英会話を選ぶのが良いと思います。