Photo by Moyan Brenn
やりたいと思った時はすぐ始めよう
「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、何かを始めるときってこれに近いところがあります。
僕は今中国語を勉強し始めたのですが、これは台湾に暫く住んで中国語を勉強しようと決めて、東京に戻ってきた日から開始しました。今のところ、忙しくて出来ないこともあるのですがそれなりに継続できています。 英語も同じで、以前も一度書いたことがあるのですが、東南アジアにバックパック旅行をした際に、英語がある程度は通じるものの知り合ったベトナム系アメリカ人とマレーシア人と3人で話してる時に、その2人での会話が進み始めると途端に全然話が分からなくなる。というようなことを経験しました。それで、もっと英語やらないとということで、それまでやっていなかったオンライン英会話(リンガルボックスはまだなかったのでそれ以外のところ)をやり始めたということがあります。 「英語やりたいな、でも時間もないしいつから始めよう。」とか思っている方は結構多いかと思うのですが、もし始めようと思っているのだったら忙しくても「1日10分とかでもいいから始めよう。」というぐらいの気持ちで始めてしまう方がいいかと思います。 なぜかというと、人の最初の意思というのは時間が経つに連れてどんどん落ちていくからです。3日坊主というのはまさにそれを言い表していて、最初の気持ちってほんとに短期間で消えていってしまうのですね。 だからこれは英語も同じで、やろうやろうと思っている気持ちはどんどん消えていってしまい、時間が経つに連れて時間が今はないし時間が出来たらやろうってことになってしまいます。 ただ、よし始めようとすぐ始めたとしても以前から書いている通り、最初から「2時間」毎日やろうとか目標設定してしまうのは危険です。 短期間で最初の気持ちは消えてしまうので、最初は2時間出来たとしてもすぐにその2時間のために使うエネルギーが増えていってしまいます。そうすると結局3日坊主になっていく可能性が高いです。 最初から、気持ちがどんどん弱くなることを想定して小さく始めると結構続きやすいです。お金を払って勉強する理由を作れば継続率は大幅に増える
英語に限ったことではないですが、お金を払うと続くことが多いです。例えば大学って皆4月に入学した時は「がんばろう」って気持ちであふれていても、1ヶ月も経つと(いわゆる5月病ですね。)、その気持ちが減ってきて大学に行く回数が減ったりする人もいますよね。でも高いお金を払っているのでやはり大多数の人はモチベーションが落ちてきてもちゃんと行くわけです。
これはデータでも証明されていて、いわゆるMOOC(Massive Open Online Course)と言われるオンラインで大学の単位が取れたりする学習サービスは無料のものだと修了率が10%以下になってしまうそうです。自分の意思でちゃんと続けられる人はその程度しかいないということですね。 Fee payments lift MOOC completion rates しかし、上記の記事によるとハーバード大学とMIT(マサチューセッツ工科大学)が共同で運営するMOOCサービスedXの調査によると、無料ではなく$100以下のお金を支払ってコースを受講した場合、コースの修了率は59%だったそうです。 無料だと10%以下で、有料だと59%なのでずいぶんな差です。それだけお金を払って理由をつけるということは大きな効果があるということです。 だから、英会話スクールに行くとかは予算が合えばとてもいいと思います。低予算でそれをやるなら、リンガルボックスのようなオンライン英会話やあるいは月額定額制のiPhoneアプリなどを利用するといいと思います。100ドル以下の費用を払っても一気に修了率が上がるということは英会話スクールに何十万も掛ける必要はないということですので。 個人的には単発で例えば参考書にお金を使ったりするよりは継続してお金がかかる方が続きやすいと思いますまとめ
そんなわけで、「英語やっとけば良かった」と思った時には、まずは忙しくても少しでも時間を取ってすぐに始めること、そして自分が10%未満の自分だけでも継続できるそうにないと思うなら、出来ればお金をかけてやる理由を継続させること。
この2点が今回伝えたかったことです。是非参考にして頂ければと思います。